高校生からギャンブル依存症
私は東京都在住の28歳の男性です。
私の金銭面で失敗した体験は高校生頃からのギャンブル依存症でした。
学校を不登校になりかけていた私は、ゲームセンターのスロットで遊ぶのが何より好きでそのことばかり考えていました。
そしてある日、本当に軽い好奇心からパチンコ屋さんへ入りお金を掛けて遊ぶスロットにのめり込んでしまいます。
不登校で時間が有り余っていたことも悪い方に転じて、暇さえあれば毎日のようにスロットにお金をつぎ込んでいました。
当時アルバイトも特にしていなかったので最初は親からのお金が軍資金となり、催促する額は日に日にエスカレートして、最後の方は一度に20万円を催促するような恐ろしい事態になっていました。
結果的に不登校という普通のレールを踏み外した自分が嫌いで、次第に自分に自信が持てなくなって現実逃避をしていくという泥沼にはまってしまい、スロットで稼いで生活出来たらどんなに楽だろうという危険思考に陥ってしまいました。
そこからギャンブル依存症は直ることなく、歳を重ねて軍資金が親からのお金から自分のアルバイト代に変わるだけで、やはり暇さえあればスロットにお金をつぎ込んでいってしまいました。
さすがに借金をしてまでギャンブルにのめり込む勇気がなかったことは不幸中の幸いでしたが、20代前半までで費やしたトータル額はおそらく300万円を越えると思います。
そんな心が満たされない生活をギャンブルで埋めていた私が変われたきっかけは親の離婚でした。
元々末っ子である妹が20歳を越えたら離婚を本格的に考えるという流れにはなっていたものの、最初は親の離婚に対して全く実感が湧かなかったです。
それでも半ば強制的に環境が変わっていくことで、変化を実感すると同時にあっという間に生活は変わっていきました。
一番実感出来たのは実家暮らしから一人暮らしになり生活費を自分で負担するようになったからです。
それからはとても無駄遣い出来る状況ではなくなり、借金をする度胸はないのでギャンブルへ行く機会自体がなくなったことです。
なので、もし今ギャンブルでお金の失敗をしていると感じている方は、半ば強制的に生活の余裕がなくなるような環境に変えてみると効果があるんじゃないかなと思いました。
絶対に借金してまでギャンブルをしてはいけません。
僕はこれをしなかったことが救いでした!