融資の審査方法でデータを分析して融資の可否を判断する新しい審査方法が導入される見込みです。
さまざまなデータを総合的に分析することで、創業間もない決算書や担保がない企業にも融資できる可能性が広がります。
データ分析の方法はトランザクションレンディング
ジャパンネット銀行などインターネット専業銀行が法人向けの融資で取り組みをはじめました。
この分析方法が実施されれば、融資スピードが早くなるメリットがあります。
ネット銀行は一般の大手銀行、地方銀行に比べて法人融資ではリードされていますが、これを起爆剤に伸ばしていく考えです。
この新しいデータ分析による融資判断の方法は「トランザクションレンディング」といいます。
入金記録など、銀行に持つ法人口座の取引データなどを統計学のデータも活用して分析します。
メリットは最短で申し込み翌日に融資ができる点。
ジャパンネット銀行の例
ジャパンネット銀行の例では現在ネットオークション「ヤフオク!」や通販サイト「ヤフーショッピング」を利用している法人や個人事業主むけの融資で、すでにある取引履歴などのデータが活用され、融資判断がスムーズにおこなわれます。
たとえば、ヤフーに6カ月以上出店していれば、決算書や担保などが不要なので、融資実行までの早さが格段に早くなります。
低迷している法人向け融資をのばすために
インターネットネット銀行は、低金利住宅ローンなど個人向け融資はのばしてきましたが、法人向け融資の実績はのびていません。
そこで今後は法人向け融資を積極的におこなう考えがあります。
ジャパンネット銀行以外に、住信SBIネット銀行も書類審査などが不要で経費が比較的少なくて済む「トランザクションレンディング融資」に対応の方向性。
新しいトランザクションレンディング融資はすぐに競争が激しくなることが予想されるので、いかに先行メリットを生かした顧客獲得やノウハウの構築が成長の鍵になります。
個人向けレンディング融資はJ.Score「AIスコア・レンディング」
個人向け融資でスコアによるレンディング融資を行っているのが、J.Scoreの「AIスコア・レンディング」です。
スマホから簡単に審査が可能で、最短即日30分の融資にも対応しています。