収入が安定している公務員でも、ふとしたきっかけで家計が苦しくなり赤字におちいることもあります。
3人子どもがいる幼馴染の公務員夫婦
私は30代後半の女性、兼業主婦です。
この話は、幼馴染みAさんの状況です。
静岡県に住む地方公務員のAさん(女性・39歳)は結婚15年目、職場結婚した同じく公務員の旦那さん(41歳)との間に3人の子どもに恵まれました。
上から順に中学一年の娘、小学校4年の長男、1年の次男と、大変にぎやかで明るい家庭です。
Aさんも旦那さんも地元の出身で、公務員としてかなり堅実なキャリアを築いていました。
長女が生まれてすぐに土地を購入し、40年ローンを組んでオール電化のオーダーメイド住宅を建てたのです。
その当時はふたり合わせた収入でだいぶ余裕がある家計でしたので、家には色々なオプションをつけました。
Aさんの実家・旦那さんの実家も同じ町内であったため、ひんぱんに物的な援助を受けられましたし、子ども達を預けるのも楽でした。
実家からの援助がなくなったのをきっかけに、家計が火の車に
ところが、Aさんのご両親が急に遠方に引っ越すことになったのです。
その時Aさんのお父さんはまだ60代手前、会社勤めでキャリアの頂点にあったはずが、急にへんぴな支社へ左遷されることになってしまいました。
飛行機にのって一日がかりで行くような遠方地へ両親が去り、また続けざまに旦那さんの弟が離婚することになりました。
元妻に子供の親権を取られ、養育費を払い続けなければならなくなって、弟さんは実家へ戻ることに。
夫の義実家も、Aさん宅に援助をすることができなくなってしまったのです。
この時、Aさんは次男を出産したばかりの事でした。
生活レベルを落とすことを考えずに保育園の費用を出し、他の子どもたちの習い事・塾代などを捻出していると、みるみるうちに家計が火の車になりました。
すぐには生活レベルを落とせない…
Aさんは節約を意識し始めましたが、フルタイムの勤務の後で食事の支度をしたり、大量の洗濯物を始末する毎日に疲れ切り、次第に買い物でストレス解消をするようになってしまいました。
重ねてクレジットカードの支払いに四苦八苦するようになり、家計は依然として赤字ばかりです。
旦那さんは趣味の外車を乗り回し、ガソリン代も馬鹿になりません。
家計のたえに協力を頼むと、「唯一の趣味を取り上げるつもりか!」と怒鳴られたそうです。
収入に変わりはないものの、子どもにかかる費用が、住宅ローンと一緒にAさん宅の家計を圧迫しています。
家計がきついのであれば、子どもの習い事や塾に関しては選ばざるを得ないと思うのです。
しかし、Aさん自身は「将来のために削ることはぜったいできない」と言い張り、月末には生活費欠乏のためにコンビニおにぎりやカップめんの食事が続くそうです。
ここでカードローンなどでお金を借りるのはまずい状況です。
このように家計が赤字になる場合は、カードローンは利用せずに、まずは支出を減らすようにしましょう。