群馬県下仁田町が高校生と大学生を対象に新しいローンをはじめます。
奨学金制度の内容
下仁田町が考えた奨学金制度は、下仁田町の人口減少をふせぐ定住促進政策のひとつです。
内容は、卒業後に町に定住することを条件に、町が「学資ローン」の返済額を補助するというもの。
利用できる学資ローンは、下仁田町内に支店がある下記4つの金融機関です。
- 群馬銀行(前橋市)
- しののめ信用金庫(富岡市)
- 県信用組合(安中市)
- 甘楽富岡農業協同組合(富岡市)
上記4つの金融機関で学資ローンを利用した高校生や大学生が卒業後町にもどってきて定住することを条件に、町が返済費用を負担します。
負担してくれる金額は月額
- 高校生3万円
- 大学生5万円
です。
『定住』とみとめられる期間は10年程度だそうです。
10年という期限があるので(予定ですが)将来結婚や転勤で町を離れることも可能です。
この奨学金制度の開始は2017年4月からです。
まとめ
人口減少をとめるために、こういったローンや奨学金の返済を自治体が助けてくれるのはありがたいですね。
下仁田町の町長、原秀男さんは「地方創生と人口減少が町の喫緊の課題。町と住民、金融機関の三方がよしとする関係を築いていきたい」と話しています。
このよう奨学金を事実上自治体が肩代わりしてくれる制度は、鹿児島県では導入されていますが群馬県内は初となります。