日本円で外貨預金すると、円安になって解約すれば大損してします。
青木雄二の対談本をきっかけで、外貨預金に興味を
52歳になる現在まで投資といううまい話には全然縁のない北海道に住んでいる男性です。
これまで失敗した投資に関わる懺悔記録のひとつをちょっと書いてみようと思います。
まず、20年ほど前、30代のころの話です。
現在SMBC信託銀行が事業を統合していますが、シティバンクの外貨預金に手を出しました。
きっかけとしては、ナニワ金融道で知られた漫画家の青木雄二さんが作家の宮崎学さんと対談した本がきっかけでありました。
両者とも反体制的でアウトロー。
社会の裏事情に通じていると称されていた人物です。
青木雄二さんは、自分が漫画で稼いだ印税の一部を投資目的で、シティバンクの外貨預金につぎ込んでいると自慢していました。
しがないサラリーマンの私には想像もつかない金額を稼いた青木さんですから、シティバンクでもビップ待遇です。
預金する額に応じて、手数料で手厚い優遇措置をうけるのがシティバンクの特徴でした。
定額貯金の半分を外貨預金へ
さて、今の日本の銀行の定期預金の低金利はいつのころから始まったのかというと、バブルがはじけた前後からだったと思います。
当時、私は郵便局の定額貯金を主力に積み立て預金をしていました。
いまのゆうちょ銀行ですね。
あの頃、定額貯金は半年複利で元本割れなし、しかも金利も現在とは天と地との開きです。
しかし、金利が徐々に低下していき、雲行きが怪しくなってきました。
そんな時、お二人の対談本を読んで、アメリカドルの定期に手を出したのです。
定額貯金の半分くらいでした。
合計、数百万円でした。
青木さんのようにうまくいけば話は簡単です。
入院費を捻出するために、円安で解約せざるを得なくなった…
しかし、世の中の投資話には落とし穴があります。
外貨預金ですから、解約する場合には円と交換しなければ、日本では使えないことは言うまでもないことです。
しかも、自分が1ドル100円で預金したと想定して解約するとき1ドルが80円になってしまったら大損です。
さらに、ドルから円に換える場合には為替のレートの問題もあります。
結果として、円が安くなる一方の時に、私は大病をしてしまい、入院費をねん出するため、シティバンクの預金を解約しなくてはいけなくなったのです。
大損したことは、中学生でもわかる理屈だと思います
私は、この失敗にこりて、外貨預金には全く関心をもっていません。