生活費が足りない時にカードローンは借りてもいいかということですが、これは場合によります。
もちろん、銀行カードローンや消費者金融系カードローンは、借りないのがベストです。それでも生活費が足りないピンチは誰にでも起こりうることですよね。
専業主婦の方で家計のやりくりをしている方でも、「同窓会があるから自分の洋服を買ってしまった」とか「たまには美容室でキレイにしてもらいたい」とか「どうしても欲しいものがある」なんていう形でお金が必要になることがあると思います。
あとは、子供にかかる突発的なお金ですね。そういう時は1~3万円で足りるでしょう。
私が貸金業をしていて思ったのは、「安易に借りてはいけないが、必要に迫られて借りる場合は、注意して借りる」ということです。
はじめてカードローンでお金を借りる方は、何を注意していいかわからないと思います。
貸す側からのアドバイスとしては、
- すぐに返済できる見込みがある
- 借り入れ金額が10万円未満である
このどちらかなら、おおむね大丈夫だと思います。
そして、それ以上借金を重ねなければ、多重債務などで苦しむこともありません。
上記の2点なら、金利が安い銀行カードローンで借りずに、消費者金融系のカードローンで借りても、大丈夫でしょう。
カードローンの金利
銀行カードローンは金利が安いと言われていますが、金利帯としてはおおむね、5%~15%くらいです。そして、消費者金融系カードローンは、8%~18%くらいになっています。
お金を借りるときの金利は、借りる金額(限度額といいます)と借りる期間によって決まるのですが、50万円未満の場合はたいてい、上限金利が適用されます。
上限金利というのは、一番高い金利です。
今、例にあげた、銀行カードローンで約15%くらい、消費者金融系カードローンで18%くらいの金利が上限金利です。
銀行カードローンの金利が安いといっても、3%になります。
3%の金利の差どれくらいかというと、10万円を1ヶ月間借りたとして、18%なら、利息は1,479円です。
いっぽう15%なら、利息は1,232円
1479円ー1323円=247円です。3%の金利の違いによる、一ヶ月の利息の差は247円ということになります。
たった247円ならそれほど気にすることはないでしょう。
そして、アコムやプロミスなら無利息期間があります。どちらも約1ヶ月間(30日間)です。この間に返済してしまえば、利息は無料となります。
全く利息がかからないので、親や兄弟、友人に借りるのと同じように借りることができます。むしろ、理由を説明してお願いしたり、借用書をかわしたりする手間を考えたら、アコムやプロミスのほうが、簡単です。
そういった理由から、
- すぐに返済できる見込みがある
- 借り入れ金額が10万円未満である
と考えます。
カードローンの注意点 借りられないケース
ただし、注意点が1つあります。
それは、専業主婦や年金受給者など、自分で働いた収入がない無職の方は消費者金融系ローンの借り入れができないという点です。
これは貸金業で決まっています。法律なのでしかたがないですね。
それでは消費者金融で一切借り入れができないかというと、そうではありません。無職の方が借り入れできるのは銀行カードローンです。
消費者金融で借り入れできないものが、何故銀行カードローンで借りれるかというと、銀行は「貸金業」には関係ないからです。
銀行は銀行業法のルールが適用されます。貸金業ではないので、貸金業法の規制は受けません。これは抜け穴などではなく、一般的に知られていることです。
ただし、無職で借りられるといっても、安定した収入があることはすべてのカードローンで必須の条件です。
専業主婦の方は配偶者(旦那さんですね)に安定した収入があることが、前提です。ただし、専業主婦の方が本人の名義でカードローンの借り入れをする場合、収入を証明する収入証明書の提出は求められないので(※一定の金額までは)、借りやすいといえます。
多いケースでいえば、生活費が足りなくなったので、旦那さんに内緒で借り入れをしたいというケースでも、可能だということです。