返済の義務がある奨学金は借金です。
このページは、実際に借りた方から「できれば借りない事が理想」というアドバイスをいただいたので、紹介しますね。
奨学金の借り入れを決めた理由
奨学金の借り入れを検討したきっかけは、子どもが３人居り、借り入れ該当の子の直ぐ下に私学の高校在学中の子と、その下には小学校卒業を控えた子が居たためです。
私の住む地域では、まだ私立高校の助成金などの整備も進んでおらず、高校３年生と１年生の２人を私学に通わせる教育費の負担は大きいものでした。
借りた奨学金の内容
高校３年生の娘が看護系の専門学校へ入学する時期（18歳当時）に日本学生支援機構に入学準備と年間の学費の借り入れ申請をしました。
進学先での奨学金制度というのは、看護系の学校でしたので、パターンは幾つかありました。
学生たちの多くが利用する制度としては、専門学校を運営する医療法人からの借り入れです。
次に利用者の多いケースは、他の医療法人（主に病院）からの借り入れでした。
いずれにしても、専門課程を終了後に借り入れた医療法人のもとへ就職する事が条件でした。
世間一般で言うところの『お礼奉公』です。
それら医療法人系の奨学金制度は就職後に返済しなければいけないものもあれば、租税公課で処理されて返済の実感のないタイプのものもありました。
しかし、これら医療法人系の奨学金制度には採用枠が限られており、審査と誓約が求められます。
私の子どもは医療法人系の奨学金は利用せず、日本学生支援機構からの借り入れのみで対応しました。
奨学金を借りて感じたメリット・デメリット
結果として良かった点は、在学中には学費納入時期に遅滞なく支払いができ、無事に卒業できたことです。
また、就職先も行きたい職場を受験する事が出来たので、医療法人系の奨学金制度は利用しなくて良かったと思いました。
悪かった事はあまり有りませんが、挙げるとするなら、就職してから短期間で結婚してしまったので、借入金の返済をしながらの結婚生活のスタートとなったことです。
奨学金を借りようとする方へのアドバイス
これから奨学金の借り入れを検討される親御さんたちへのアドバイスとしてお伝えする事は、先々の返済計画をしっかりと立ててください、ということです。
いま、奨学金の返済に困窮する人が多く、社会でも問題視されています。
返済型の奨学金はイコール借金ですから、就職して初任給からいきなり借金返済という事になるのです。
結婚したい時期に奨学金の返済のために新生活を諦めなくて良いように、将来のライフスタイルを見据えて借入額の設定をされることをお奨めします。
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