消費者金融を利用する際には、気をつけなければならないことがあります。それはヤミ金の存在です。
ヤミ金は所定の登録申請をせずに貸金業をしている業者です。
ヤミ金の実態
金利の条件は出資法の範囲内で設定しなければならないのですが、ヤミ金では出資法で定められた金利を超えた高い金利で融資をしています。
いわゆる「トイチ」などという法外な金利設定もされているのです。
また、返済が滞りますと、激しい取立てを行うことも多々あるようです。
特に、自己破産者やブラックといわれる方、多重債務者は、審査に通りませんので、ついヤミ金に手を出してしまうのです。
ヤミ金にとっては、どんな条件も関係なく、申込者のほとんどに融資を行います。
特に、非常に安い金利で高額な融資が可能というような宣伝文句を用い利用を促し、実際に適用する金利は、非常に高いというものです。
ヤミ金の見分け方
ヤミ金を見破るための方法のひとつとして、連絡先が携帯電話であることです。
消費者金融の場合は、固定電話の番号を通知することが義務付けられているため、携帯電話の場合は、ヤミ金だと理解しても、まず間違いないと思います。
また、ヤミ金は裏ルートがあるらしく、個人情報を入手しています。
従って、突然自宅に融資の電話をかけてくる場合もあります。
申込みもしていないのに、電話が来る場合はヤミ金である場合が多いです。
また、メールで「融資額が用意できました」などと突然メールが届くことがあります。
こういった業者はヤミ金ですので、気をつけてください。
貸金業には登録番号があります。
例えば、
- 関東財務局長(3)第01234号
- 東京都知事(4)第12345号
という番号です。
財務局か都知事かは、営業エリアによって違います。複数の都道府県にまたがって営業している場合(支店がある)は、財務局登録になります。
単独の都道府県の場合は、その都道府県知事の表示になります。
通常、正規に登録している貸金業者なら看板や店舗にこの登録証を掲示しています。
登録番号がどこにもない業者はヤミ金の可能性が高いです。
ヤミ金に騙されない方法
突然かかってきた融資の電話は、うたがってかかりましょう。どこからかあなたの個人情報を仕入れてかけてきています。
お金が必要な状況だったとしても、その場で話しをせずに、いったん電話を切りましょう。
またメールで融資の勧誘がくることもあります。
メールの指定されたURLをクリックしてしまいますと、個人情報などが把握されて、勝手に融資されて取立てを受ける場合などもありますので、怪しいメールは開封しないようにしましょう。