病気などの理由でずっと家にこもっていても、お金を使いすぎてしまうことがあります。
その代表例がネット通販ですね。
こちらの記事では、持病のため働けない40歳女性が、ネット通販で買い物依存症になり、それをどう克服したかの体験談を紹介してくれます。
家にこもっているため、ネットサーフィンが一番の楽しみに
長野県在住の40歳、女性です。
わたしが買い物依存症に陥るきっかけとなったのは、あるネットのサイトで靴を買ったことでした。
わたしは持病があり、普段はほとんど外出できません。
一ヶ月に二度、家と病院を往復する程度です。
そんなわたしの一番の楽しみは、ネットサーフィンをすることでした。
ネットの世界は情報があふれています。
退屈な毎日を送っているわたしには、それが何よりの刺激になったのです。
とある通販アパレルサイトにハマってしまった
もともとファッションに興味があったわたしには、お気に入りの靴のブランドがありました。
そのブランドのことをネットで調べているうちに、あるサイトに出会ったのです。
そのサイトでは、デパートの広告でみかけるよりもはるかに安く、靴を販売していました。
靴は実際に履いてみないと購入できないと思っていましたが、そのサイトでは、もし靴が足に合わない場合は返品可となっていました。
今までに見た事のない割引率に興奮したわたしは、そこで一足の靴を購入しました。
「購入する」のボタンを押したときから、わたしの買い物依存症は始まったのです。
届いた靴は足にぴったりフィットしました。
もっと掘り出し物はないかと探していると、靴以外にも次々にわたしの好みのバッグやアクセサリーなどが見つかります。
明らかに買い物し過ぎだと分かっていましたが、どうしても我慢が出来ず、気になったものをすべて買い物かごに入れ、また購入してしまいました。
その月のクレジットカードの支払額は6万円を超えました。
母親名義のカードの月の支払いが50万円を超えたところで…
わたしは無職のため、自分のカードが作れません。
そのため、母親名義でカードを作ってもらいそれを使っていました。
親にはわたしが何を購入したのか、すぐにばれます。
最初の頃は、大目にみてくれていた両親も、毎月の支払額が10万円を超えた頃には、さすがに怒るようになりました。
それでもわたしは、「sale」や「残りわずか」の文字を見かけると、購入ボタンをクリックするのをやめられず、とうとう月の支払いが50万円を超えたところで、カードを取り上げられ、強制的に入院させられました。
突然ネットも使えなくなり、発狂しそうになりましたが、約一ヶ月間病院にいたことで、ネットをしない環境に慣れました。
家に帰るとパソコンがなくなっていました。
わたしの唯一の楽しみでしたが、それも仕方ないことだと思っています。