派遣社員の賢いお金の借り方
このページのテーマは「派遣社員でお金を借りられるか?賢い借り方、審査のポイント、在籍確認の詳細」です。
派遣社員でお金を借りたいと思っている人は多いのですが、審査とくに在籍確認で不安のある方が多いですね。
このページはそんな方のために、疑問を解決しています。
派遣社員でもお金を借りれる?
派遣社員は、正社員より勤務歴が短いことが多いですよね。あなたはどうですか?
また、給料も正社員とくらべて、年収額やボーナスの有無で正社員より不利と思われています。
しかし、派遣社員だからといってお金を借りらないことはありません。カードローンもキャッシングも審査に通ればお金を借りることができます。
派遣社員には、派遣社員は「登録型派遣」と「常用型派遣」の2種類ありますよね。登録型派遣の場合は、派遣される期間があらかじめ決まっているので、勤務歴が短くなりがちです。
しかし、勤務歴は間が長期間あかなければトータルで見られます。期間をあけずに次の派遣先へと勤務していれば、審査で不利になることはありません。
基本的にボーナスの支給がありませんが、フリーターの場合も同じ条件なので、こちらもあまり心配はいりません。
もうひとつの「常用型派遣」では、派遣会社に正社員として雇用され、別の会社に派遣される状態です。常用型派遣は特定派遣ともよばれています。
常用型派遣では、派遣社員であっても非正規雇用ではなく、正規雇用です。普通の会社員に近い形です。
ボーナスも会社によって支給されているケースがあるので、一般派遣の派遣社員よりカードローンやキャッシングの審査では有利な条件で借りられるでしょう。
有利な条件とは、希望額が多く借りられたり、一般派遣の方とくらべて審査に通りやすいという点です。
ただし、『審査に通りやすい』というのは、一般的に言えるというだけで、常用型派遣(特定派遣)の人なら必ずしも借りられるということではありません。
派遣社員で借りれるところ、借りるべきところ
お金を借りるにあたって、一番考えないといけないのが利息の負担です。この利息が大きいのが消費者金融、負担が少なめなのが銀行カードローンです。
消費者金融の金利帯は、例を出すと
- アコム 年3.0%~18.0%
- プロミス 年4.5%~17.8%
- SMBCモビット 年3.0%~18.0%
- レイク 年4.5%~18.0%
一方、銀行カードローンでは
- 三菱UFJ銀行カードローンバンクイック 年1.8%~14.6%
- みずほ銀行カードローン コンフォートプラン 年3.5%~14.0%
- 三井住友銀行カードローン 年4.0%~14.5%
となっています。金利帯とは、借りる金額によって金利が決まるので、金利の幅があるという意味です。50万円以下なら『上限金利』といって一番高い金利が適用されます。
加減金利(安いほうの金利)は、銀行でも貸金業法でも差がありますが、多くの方が借りるであろう金額をみると銀行カードローンのほうが金利が安いのです。
『借りれるかどうか』でいえば、消費者金融でも銀行カードローン、どちらでも借りられます。『派遣社員だから借りられない』という規制はありません。
審査の不安のある方なら消費者金融のほうがいいといえます。
というのは、消費者金融はパートやアルバイト(フリーター)など、派遣社員より年収が少ない人でも融資しているからです。
しかし、金利の差を考えると、借りるべきは圧倒的に金利が安い『銀行カードローン』です。※金利が安いとは消費者金融と比較しての意味です。
消費者金融で借りるべき例外がある
銀行カードローンが絶対的におすすめだと言いました。しかし、例外があります。
それは、『30日以内』など超短期間で返済が可能な場合です。
たとえば、給料日まであと1週間だけどお金が3万円足りない!という時です。
消費者金融のうちアコムとプロミスには『無利息期間』といって、利息がかならない期間があります。
これが
プロミスでは初回の借り入れ(出勤)の翌日から30日間
あるのです。
この無利息期間の間に返済してしまえば、利息が無料というわけです。
親や友人に借りるのと同じ感覚で借りれますよね。むしろ人に借りる時のような気をつかわなくて、サクっと借りられるので非常に便利なサービスです。
銀行カードローンより明らかに金利が高いのに、消費者金融で借りている人が多いのは
- 無利息期間がある
- 年収が低め、勤務期間が短めでも借りやすい
という点が理由です。
銀行カードローンには無利息期間はないので、一時的に短気でお金を借りたい場合は、消費者金融で借りるのが賢い選択です。
派遣社員で在籍確認は派遣元か派遣先かどっち?
先に在籍確認について簡単に説明しておきましょう。
お金を借りるには必ず『在籍確認』をクリアしなければなりません。在籍確認は、自分が本当に働いている=仕事をしている=収入がある、ことの証明です。
通常は、審査の時に、個人名で会社へ電話がかかってきて『○○さんいらっしゃいますが』『ただいま席をはずしております』で終了します。
あっという前に終わります。
借りる側はドキドキして、たいへんなハードルだと思いがちですが、貸す側からすれば流れ作業の一貫なのでたいしたことではありません。
クレジットカードをつくるとき、各種保険に加入するとき、などお金を借りる以外にもいろんな場面で在籍確認はおこなわれています。
あなたが『お金を借りるとバレたらどうしよう』と思うのは、考えすぎなのです^^
在籍確認であなたが電話に出る必要はありません。『きちんと勤務している、存在している』という確認がとれればそれでOKです。
ですから、知らない間に終わっていたというのが一般的な在籍確認です。
派遣社員の場合は、登録と実際に働いている会社が違いますよね。この場合どちらの職場で在籍確認が行われるのでしょうか?
基本的には『登録している会社=派遣元』です。登録型派遣でも常用型派遣でもそうです。ですから、電話がかかってきた時にあなたは不在ですね。
それでも、先に説明したように『外出しております』という返事がきけたならそれでOKなんです。
もしも、派遣元が『社員の個人情報についてはお答えできません』など『あなたの勤務実態の有無が判断できない内容』の回答すれば、在籍確認がとれないのですが、その点は前もって『クレジットカードに申し込んだから、在籍の電話があると思うのでよろしくお願いします。』と伝えておくことでクリアできます。
クレジットカードがまずいのであれば、『保険会社』と言ってもいいですよ。クレジットカードを作ったり、保険に入ったりするのは一般的なことですよね。いまどき、クレジットカードを持っていない人のほうが珍しいですから。
在籍確認があるからといって、後ろめたい気持ちになる必要はありません。派遣元の人もそんなことは気にしませんよ。
どうしても派遣元が無理なら、同じことを派遣先にお願いしておき、貸金業者には『派遣先の会社にかけてください』といっておけばOKです。
「派遣社員の在籍確認は派遣元でとらなければいけない」というルールはありません。
銀行も消費者金融も柔軟に対応してくれます。
在籍確認があるのはいつ?
カードローンでお金を借りる流れは、
- 申し込み
- 一時審査
- 本人確認書類の提出
- 本審査(在籍確認を含む)
- 契約手続き
となります。
ここで、一時審査で絶対に融資不可の場合は、本人確認書類の提出はなく、審査は行われません。その場で断られます。
一時審査でOKの場合、本人確認書類を提出してもらってから、次に進みます。本審査には段階があって、先に書類で審査をします。勤務歴や年齢など書類で判断できる内容で審査します。
在籍確認が行われるのは本審査の最後です。というのは、在籍確認はお金を貸す側にとっても、時間と手間がかかる作業です。「この人にはお金を貸す」という最終段階まで来た人にしか行いません。
希望の額を借りれるか?
いくら借りれるかというのは、審査によって決まります。消費者金融でも銀行でも、カードローンの最高限度額は300万円~800万円と高額になっています。
しかし、最初から数百万円など多額の借り入れはできません。たくさん借りたい場合でも、最初は10万円~50万円の限度額となるのが普通です。
借り入れ可能な額は、その人の返済能力で判断されます。年収が多い人で、他のローンがない(もしくは借り入れが少ない)場合は、多めに借りられます。
年収が200万円~300万円でも、1万円~3万円の借り入れなら、問題なく借り入れできるでしょう。※審査があるので絶対ではありません。
消費者金融でお金を借りる場合は、「年収の3分の1までしか借り入れができない」という法律があります。これは貸金業法の総量規制という決まりです。
ですから、すでに他の業者で借り入れがある場合、新たな借入には金額の制限がつきます。
まとめ
- 派遣社員でもお金を借りられる
- 借りるなら銀行カードローンがおすすめ
- 30日以内に返済するならアコムかプロミスで借りるべき
- 在籍確認はお金を借りる場面以外でも普通に行われている
- 在籍確認は基本的に派遣元の会社に電話がくる
- 派遣社員が借りれる額は返済能力による
- 消費者金融で借りる場合は総量規制がある
- 銀行カードローンは総量規制の対象外